勾配バグという裏技について
このゲームは仕様上駅の種類が限られていたり設置位置の制限があったりするので、実在する珍しい駅である青砥駅(下りホームが3階、上りホームが2階にある2層構造)や武庫川駅(駅が河川上)や、それとは逆に一般的な駅である島式ホームの地下駅やホーム同士が交差する駅等も通常建設できません。
ですが界隈で「勾配バグ」と呼ばれている裏技を利用すると、上記にある本来このゲームで建設できない駅に近いものを作成することができます。
「バグ」という言葉にマイナスイメージを持つ方もいるかもしれませんが、私が今までこの方法を用いてもデータが破損する様な重大なデメリットはありませんでした。
デメリットは手順を間違えるとその建造物を除去しなければならないことや、攻略系シナリオの場合は資金が十分にないと建設できない位です。
自分好みの街や再現路線を製作していると珍しい構造の駅を勾配バグを用いて作りたくなったりするのですが、そういう工夫を凝らすのもこのようなゲームの魅力の一つであると思える位結構面白いので、それを行えるように
私が自作した再現マップで用いたり知っている勾配バグの手順を以下に、応用法を他記事にまとめています。
勾配バグの手順
①勾配線路を設置する。
以下の手順は線路コマンドで行います。勾配バグを使えるのは勾配線路の両端が地下~地上、地下~地下に接続している時のみなので、勾配が地上~高架、高架~高架の場合は使えません。
②勾配線路の壁部分をタッチして撤去する。
画像の赤線で囲ってある部分をタッチします。通常線路を撤去する場合左下のように撤去される範囲に青いハイライトが浮かび画面に決定ボタンが出現します。しかし赤線で囲った壁のみのタッチに成功すると、右下の様に青い撤去範囲が出現せずに決定ボタンが出現します。
右下の状態で決定ボタンを押すと、勾配線路を上から見ると線路が消えたように見えますが、断面図や固定階層表示で地下から確認すると勾配線路が存在している状態になっています。
③②の作業まで行った勾配線路上に駅等を配置する
通常勾配線路に何かを重ねて配置することはできませんが、②まで行った勾配線路上には駅・線路・道路等を配置できるようになります。
そしてそこに駅等を配置し、線路コマンドのまま勾配線路上の配置物を選択すると、左下の様に勾配線路上の部分のみ消去できます。高架駅の場合ホームは消えずに残ります。しかしホーム下の駅舎を消せるのは+2F部分までで、ホームが4Fにある場合3F以上は今のところ消せません。
以上が勾配バグの基本手順です。勾配バグカテゴリーの記事で他の応用法も紹介していきます。